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第26回 働き詰めのお母さん
第25回 サッカーを教えるお父さん
第24回 サッカーで目立ちたいジロー
第23回 初のゴルフ体験をしたおじいちゃん
第22回 花を見に出かけたおばあちゃん
第21回 リゾートバイトのお姉ちゃん
第20回 パソコンを習い始めたお母さん
第19回 父さんの秋祭り
第18回 木根家のキャンプ ジロー編
第17回 おじいちゃんの山登り
第16回 塗り絵が好きなおばあちゃん
第15回 お姉ちゃんのフィギュアスケート
第14回 木根家の年末
第13回 父さんのゴルフ
第12回 ジローとユニフォーム
第11回 おじいちゃんのテーピング
第10回 おばあちゃんのお気に入り
第9回 ゲレンデに恋したお姉ちゃん
第8回 木根家の大掃除
第7回 大忙しのお父さん
第6回 膝を痛めたジロー
第5回 手が動かないおじいちゃん
第4回 背中の痛いおばあちゃん
第3回 歩きっぱなしのお姉ちゃん
第2回 首が回らなくなったお母さん
第1回 フライパンが持てなくなったお父さん
・・・ぼくの家は、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、お姉ちゃんの6人家族です。大家族なので、今どきめずらしいと言われます。いいわねえ、とも言われます。
クリスマスがせまってきて、商店街もお店も大忙し!学校も忙しくなって、街の人たちもみんななんだかそわそわバタバタしているけれど、でも、一番忙しいのは僕らじゃなくて…。
〜ある日の居間〜
父さん:
母さーん、鍋をかき回してくれ。
ジロー:
母さーん、靴下が片方ないよー。
母さん:
はい、ジローの靴下。お父さん、お鍋はこれくらいでいいかしら?
お姉ちゃん:
ねぇねぇ、お弁当まだぁ。
おじいちゃん:
すまんが、眼鏡はどこにあるかのう?
母さん:
はいはい、今すぐに。
あっ!!あいたたたた…。
ジロー:
どうしたの?母さん。
父さん:
大丈夫か?
おばあちゃん:
もう、みんなして、母さんをこき使いすぎですよ。どこが痛むんだい?
母さん:
すみません、肩と首が痛くて…。
おばあちゃん:
どれどれテーピングをしてあげようね。
母さん:
ありがとうございます、少し楽になりました。
おばあちゃん:
母さんは働きすぎだよ。そして、みんなは母さんを働かせすぎ。
母さん:
働きすぎなんて事はないですが…でも、年の瀬まで体が持つかしら。
父さん:
あ、その頃なら大丈夫だぞ。クリスマスに商店街の会合があってな。
その日は夕飯とかいらないから。
母さん:
え、でも、お父さんがいらなくても…。
ジロー:
ぼくも友達の家でクリスマス会だよ!
お姉ちゃん:
私はもちろんデート。
おじいちゃん:
わしもおばあさんと一緒に老人会のクリスマスパーティじゃ。
母さん:
あらまぁ…。
おばあちゃん:
母さんもたまには気兼ねせずにゆっくり一人で休むといいよ。
母さん:
は、はい。
〜クリスマスイブ当日〜
母さん:
それじゃ今日はゆっくりとご飯を食べようかな。でも、一人分だけ用意するのも面倒だし、食べなくてもいいかしら…。あら、何か、玄関扉を叩く音が…。
ジロー:
ぼくだよー、母さーん、開けてー!
母さん:
まぁまぁジロー! どうしたの?
ジロー:
母さんが一人で寂しいかもと思ったから早く帰ってきたんだ!
はい、クリスマス会でもらってきたお菓子だよ!
母さん:
ありがとう。でも、これはジローの分でしょう?
ジロー:
ううん、いいんだ。母さんのお土産にしようと思って、食べずに持ってきたんだもん!
お姉ちゃん:
ちょっと、ジローあんたもお菓子なの?
ジロー:
あ、お姉ちゃん!
母さん:
お姉ちゃんデートはどうしたの?
お姉ちゃん:
外国ではクリスマスは家族と過ごすって聞いてね。最先端の私としては、家でクリスマスを過ごすことにしました!
ジロー:
とか言って、デート相手が来なかったんじゃ…。(小声で)
お姉ちゃん:
何か言った?ジロー。
ジロー:
う、ううん、何も言ってません。
お姉ちゃん:
はい、お母さん。私からのお土産はクリスマスのリースとクッキー。
母さん:
あら、素敵ね。クリスマスツリーの形のクッキーとかが入ってる。
父さん:
なんだなんだ、母さんと二人でクリスマスをと思ったのに、ジローたちも帰ってたのか。
母さん:
まぁ、お父さん!
ジロー:
わぁ、父さんが持ってるのって、もしかしてケーキ?
父さん:
そうだぞ〜。ブッシュ・ド・ノエルってやつだ。みんなで食べよう。
母さん:
あらあら…それじゃ飲み物とかを用意しないと。
お姉ちゃん:
今日はいいわよ。お母さんは座ってて。私がやるから。
おばあちゃん:
あら、なんですか、みんないるじゃない。
ジロー:
おばあちゃん!?
おじいちゃん:
老人会でシャンパンをもらったから、お土産に持ってきたぞ。
おばあちゃん:
お料理もありますよ。
お姉ちゃん:
わ〜、すごい! ローストビーフとかもあるじゃん。
父さん:
結局みんな家に戻ってきちゃったな。
ジロー:
みんな母さんが気になっちゃったんだよ!
お姉ちゃん:
あれ? お母さんどうしたの?
母さん:
あ、ううん、目にゴミが入っただけだから気にしないで。それより、ケーキを切りましょうか。
ジロー:
やったー!母さん、ぼくはそのサンタさんの乗ったところね!
お姉ちゃん:
あ、ずるいわよ、ジロー!私も狙ってたのに!
今年もやっぱり家族でのクリスマスに。みんないつも口にはしないけれど、やっぱりお母さんが、そして家族が一番大好きなんですね。
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