ひじ
ひじ関節の動きをサポートする

部位別一覧に戻る

準備するもの

カット済みのテーピング

完成イメージ

テープ準備

  • (1)姿勢はこのように座ります。

  • (2)15cmのテープを1枚用意します。

  • (3)半分に折り、切り口の中央から5cm切り込みを入れます。

  • (4)このテープで貼ります。

貼り方手順

  • (5)紙を表にして折り目がついてる所を破ります。

  • (6)このように紙を少し折り返しておきます。

  • (7)肘を曲げた状態で、テープの中心を肘関節中央にしっかりと貼り、再び肘を伸ばします。

  • (8)肘を外に向け、まず上側のテープから貼ります。

  • (9)紙を剥がし、肩側のテープを斜めに引っ張って貼ります。

  • (10)指先側のテープも同じように引っ張って貼ります。

  • (11)肘を内に戻し残りのテープも貼ります。

  • (12)紙を剥がし、同じように内側に引っ張って貼ります。

  • 完成

テーピング知っとこ情報

はじめに

肘にテーピングを巻いているテニス選手や野球選手をよくみかけますよね。
キネシオロジーテープや自着式テープなどのテーピングには関節の可動域を制限する働きがあるので、怪我の予防などに役立ちます。
そのため、肘を怪我しやすいスポーツをする際には、テーピングを活用することをおすすめします。
テーピングを正しく活用するためには、テーピングをする目的や正しい巻き方について知っておくことが大切です。

テーピングの目的

肘のテーピングには怪我の予防、応急処置、再発予防、痛みの軽減、ストレスの軽減の5つの目的があります。
以下で、肘のテーピングの目的についてそれぞれ詳しく解説していきます。

怪我の予防

肘のテーピングは、関節周りにあらかじめ巻いておくことで怪我の予防につながります。
運動をする際などに、関節の可動域を超えて負荷をかけてしまうと、靭帯の損傷などの怪我を引き起こしてしまう可能性があります。
そのため、テーピングを関節周りに巻くことで関節の可動域を制限し、怪我を未然に防ぐことができるのです。
関節周りの怪我以外にも、外傷を防ぐ働きもあります。
関節を多く使うスポーツや、怪我を予防したい時にはテーピングを活用してみることをおすすめします。

怪我の応急処置

肘のテーピングは怪我の予防以外に、怪我の応急処置に使用することも可能です。
例えば、捻挫や打撲など外傷を受けた時の基本的な応急処置方法にRICE処置があります。
RICE処置とは、Rest(安静)・Icing(冷却)・ Compression(圧迫)・Elevation(挙上)の4つの処置の頭文字をとった処置方法です。
その中の「圧迫」についてはキネシオロジーテープや自着式テープで対応することが出来ます。
なお、テーピングでの処置はあくまで応急処置なので、必要に応じてかかりつけの医師に相談するようにしましょう。

怪我の再発防止

関節周りは、一度怪我をしてしまうと再発しやすくなってしまいます。
そのため、一度怪我をした部位はテーピングで補強をして関節周りの負担を軽くしてあげることが大切です。
同じ箇所を何度も怪我してしまうと大きな怪我になりかねませんので、しっかりとテーピングを巻いて再発防止を心がけましょう。

痛みの軽減

肘のテーピングは、痛みの軽減という役割も果たします。
例えば、肘の軟骨や筋肉が炎症を起こしてしまうと、該当部位を動かすたびに痛みが伴います。
そんな時には、肘のテーピングで関節の可動域を制限することで、痛みを軽減することできます。
関節部分を怪我してしまった際には、放置せずテーピングを巻くなどの対処をすることが大切です。

ストレスの軽減

靭帯損傷などの関節の怪我は、再発しやすいともいわれています。
「また同じ怪我をするかもしれない」と思うと、怖くてスポーツに挑めないという方も多いでしょう。
そんな時には、再発防止のために肘にテーピングを巻くことで、ストレスを軽減することができます。
このように、肘のテーピングには、怪我の予防やサポート以外にもさまざまな目的があるのです。
また、肘にサポーターを装着することも、怪我の予防や痛みの軽減などに効果的です。

スポーツとの関連

テーピングは、肘などの関節周りの可動域を制限することで、怪我の予防など幅広く活躍します。
肘の怪我をしやすいスポーツを紹介していきます。

テニス

テニスは、ラケットでボールを打ち返す動作により、肘や、肘を含む腕全体をよく使うスポーツです。
テニスでよくみられる肘の怪我に、​​上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)が挙げられます。
通称「テニス肘」と呼ばれ、主に肘の外側が痛む怪我です。
テニス肘は、手首や指の使いすぎが原因で、指先から肘にかけて伸びている筋肉の腱が炎症を起こしてしまうことにより発症します。
また、肘の内側に関節をまたぐようについてる靭帯が損傷してしまう、​​肘関節の内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)損傷もよくみられる怪我の一つです。
ボールを力強く打ち返す動作などにより、靭帯が急激に引き伸ばされることが原因で痛みが生じます。
このような怪我を防ぐためにも、テーピングを普段から活用するようにしましょう。

野球

野球は、ボールを投げる動作などで肘をよく使うスポーツです。
野球でよくみられる肘の怪我に、野球肘が挙げられます。
野球肘は投球によって生じる怪我の総称であり、肘の外側が痛くなる怪我と、内側が痛くなる怪我があります。
投球を繰り返して肘を酷使することで、肘の内側の出っ張った部分の軟骨に痛みが生じます。
そして、野球肘の中でも特に重症である離断性骨軟骨炎にも注意が必要です。
投球による肘への負担が蓄積されていくことで、肘の外側の軟骨が剥がれて痛みが生じます。
長期間の休養や手術を要するケースもあるため、痛みを感じる場合は病院へ行きましょう。
また、普段からテーピングを巻いて怪我を未然に防ぐことも大切です。

バスケットボール

バスケットボールは、シュートやパスなどの動作で肘をよく使うスポーツです。
バスケットボールでみられる肘の怪我に、関節内遊離体が挙げられます。
軟骨や骨が折れてしまうことなどが原因で、骨のかけらが関節内に入ってしまい、痛みや肘の動かしにくさなどの症状が現れる怪我です。
症状が軽ければ経過観察をしながら改善していきますが、痛みがひどい場合は手術で取り除くケースもあります。
肘関節を動かすことで痛みが生じる場合には、テーピングを使用して可動域の制限や関節を固定することで痛みを軽減することが大切です。
また、肘にテーピングを巻くことで関節の可動域を制限し、骨折や捻挫などの怪我のリスクを軽減することもできます。
普段からテーピングを活用し、少しでも怪我のリスクを減らすように心がけましょう。

肘を曲げると痛い時って?

肘を曲げる時に痛みを感じる場合は、変形性肘関節症である可能性があります。
変形性肘関節症は、投球などの肘を酷使する動作を繰り返すことで肘の軟骨が損傷し、痛みや腫れが生じる怪我です。
肘を曲げ伸ばしすることができなくなるケースもあり、日常生活にも支障が出てしまいます。
軟骨は一度損傷してしまうと元通りにすることはできないため、怪我を予防することが大切です。
普段からテーピングを活用し、関節の可動域を制限するようにしましょう。

テーピングの注意点

肘のテーピングをする際の注意点

テーピングには、関節周りの可動域を制限する役割があります。
関節周りの動きを制限することで、怪我の予防や応急処置、再発防止などの働きが期待できます。
ですが、長時間同じテーピングを使用し続けると、かぶれなどの問題を引き起こす可能性もあります。
以下で、テーピングを使用する際の注意点について解説していきます。

自分で巻くことが難しい場合は人に巻いてもらうこと

肘にテーピングを巻く時は片手しか使えないため、利き腕の肘を怪我した場合、自分で巻くことは難しいです。
また、片手でテーピングを巻くことに慣れていないと、正しく巻けないことがあります。
テーピングを自分で巻くことが難しい場合は、人に巻いてもらうようにしましょう。

長時間同じテーピングを貼りつづけないこと

テーピングは肌に直接貼り付けるものなので、汗や泥などの汚れがついたまま長時間過ごしてしまうと、かぶれなどの原因となってしまう可能性があります。
汗をかくことで、皮膚内の水分が蒸発して乾燥してしまうため、肌のバリア機能が下がってしまいます。
肌のバリア機能が下がっている状態で、長時間汚れが付着したままでいると、肌が傷ついてかぶれてしまうのです。
テーピングを綺麗に保つためにも、こまめに取り替えるようにしましょう。

強く巻きすぎないこと

肘など関節周りの可動域を制限するテーピングですが、強く巻きすぎてしまうと血行不良の原因となってしまいます。
また、関節が締め付けられることで負荷がかかり、ストレスを感じてしまう可能性もあります。
テーピングは、可動域を完全に無くすためのものではないので、目的に応じて適切な力加減で巻くように心がけましょう。
テーピングを巻いた際に、肘周辺に痺れが生じたり、肌の色が変わっていたりする場合、強く巻きすぎている可能性があるので、テーピングを巻く際の力加減には注意が必要です。

おすすめのテーピング

上記では、テーピングをする目的や効果、巻き方とその注意点に関して解説をしてきました。
しかし、テーピングにはたくさん種類があるため、何を基準に選べば良いのか、おすすめのテーピングは何か、分からないことが多いかと思います。
以下で、目的別におすすめのテーピングを紹介します。

プロ・フィッツ キネシオロジーテープ 快適通気

まずご紹介したいのが、「プロ・フィッツ キネシオロジーテープ 快適通気」です。
「プロ・フィッツ キネシオロジーテープ 快適通気」は、通気性に優れていてムレにくく、また、撥水加工がされているので汗や水に強いことが特長です。
軽い運動をする際には、「プロ・フィッツ キネシオロジーテープ 快適通気」をぜひお試しください。

プロ・フィッツ キネシオロジーテープ しっかり粘着

次にご紹介したいのが、「プロ・フィッツ キネシオロジーテープ しっかり粘着」です。
「プロ・フィッツ キネシオロジーテープ しっかり粘着」も、汗や水に強いことが特長です。
また、厚手の生地でしっかりサポートしてくれるので激しく動くスポーツにおすすめです。
長時間に及ぶスポーツや、激しい動きが伴う際には、「プロ・フィッツ キネシオロジーテープ しっかり粘着」をぜひ試してみてください。

プロ・フィッツ くっつくテーピング

最後にご紹介したいのが、「プロ・フィッツ くっつくテーピング」です。
「プロ・フィッツ くっつくテーピング」はテープ同士だけがくっつき、肌にはくっつかないテープなので肌がかぶれにくく、はがす時も痛くありません。
加えて、テープ同士が何度でもくっつくので、失敗しても簡単に巻き直すことができるおすすめのテーピングです。
肌が弱い方や、テーピングを貼り慣れていない方は、「プロ・フィッツ くっつくテーピング」をぜひ試してみてください。

部位別一覧に戻る